2023年9月16日
2023年9月7日、広東省深圳市の羅湖口岸で深圳特区ビザを取得し、中国本土へ入境した。
中国の日本人に対するビザ免除措置は、コロナ禍を経た2023年9月現在も再開されていない。
日本人が中国本土に入るには、次の3つの方法がある。今回は、3の方法を用い、香港から深圳に入境した。
なお、深圳特区ビザの詳しい内容と申請方法については、以下のサイトが詳しい。
ビザなしで深セン渡航、到着後の申請で5日間滞在可能な「特区旅遊ビザ」申請方法|日本人のための深セン情報サイト Shenzhen Fan
2023年9月7日(土)
特記事項:
9月5日夜から、香港には記録的な大雨が降った(写真1枚目)。その影響で、9月6日、MTR観塘線の一部区間が終日運休した。午前中は多くの路線バスやトラムも運休となった。
また、深圳でも大雨が降り、地下鉄1号線の羅湖―大劇院間は9月13日まで運休した。
9月7日の口岸の状況は、普段とは異なる可能性がある。
6:56
牛頭角駅でMTR観塘線に乗車。九龍東駅で乗り換え。
7:49
羅湖駅に到着(写真2枚目)。
7:53
訪港旅客の通路は閑散としている(写真3枚目)。
7:54
「離境易」ゲートで香港出境。
7:56
中国税関出入国健康申告を忘れていたので申告。深圳河の真上、香港と深圳の境界にいる(写真4枚目)。
WeChatでミニプログラムを開く。入力内容が多く、境界であることから通信が不安定な恐れもあるので、事前の申告が吉。
8:06
申告終了。機械にQRコードをかざし、カメラを見て通過。
8:09
エスカレーターを上がって左手、「广东省公安厅深圳罗湖出入境签证办事处」前に到着。先客は2組3人。
申請書記入台と証明写真機がある。証明写真機は3台のうち1台だけ稼働中。写真を撮影してレシートを受け取る。その後、申請書に記入し、4人目として並ぶ(写真5枚目)。
記入台のペンはインクが切れている。申請者同士でペンを貸し借りする場面が見られる。
8:25
暇なので来る人を記録し始める。
6人目が来る(5人目は未記録)。
8:27
7人目が来る。
8:42
8人目が来る。
8:44
9人目が来る。
8:46
10人目が来る。
8:48
11人目と12人目が来る。
8:49
13人目が来る。
8:55
14人目が来る(以降記録なし)。
8:56
事務所が開き、整理券の発行が始まる。4番目。
事務所内の椅子に座る(写真6枚目)。
9:00
業務開始時刻になるも動きなし。いつものことなのか、地下鉄が運休しているからなのかは不明。
9:06
窓口の電気が点く。
9:08
1番が呼ばれる。
9:12
2番が呼ばれる。
9:13
3番が呼ばれる。
9:15
自分が呼ばれる。パスポート、申請表、顔写真のレシート、香港入境時のランディングスリップを一度に出す。
9:17
ビザ発行手数料275元を払って申請終了。椅子に戻る。何も聞かれず。話したのは、「你好」「支付宝」「谢谢」のみ。
5番が呼ばれる。
9:20
また5番が呼ばれたと思ったら7番になり、6番の人が飛ばされる。7番と同時に申請。
9:35
動きなし。窓口の人はどこかに電話をかけている。
申請者は断続的にやってくる。待合が混雑し始める。
9:43
事務所のパソコンが壊れる。
窓口に「电脑故障,请稍候」のプレートが掲げられ、申請者がざわつく(写真7枚目)。
9:47
パソコンが直る。8番が呼ばれる(以降記録なし)。
事務所内に撮影禁止と書かれているのに気付く。
10:05
1番と2番のビザが発行される。
10:10
整理券が発行されていないことに気付く。
来た人が整理券発行機を操作しても、何らかのメッセージが表示されるのみ。午前の申請者数上限に達した可能性がある。
10:15
3番と自分のビザが発行される。それ以外のパスポートも持っていたので、5番以降のビザも発行されたと思われる。
10:20
入境検査前でレーンを案内している係員に入国カードをもらい、記入して列の最後に並ぶ。
10:35
入境検査。
「なぜ中国に来たのか」「1人か」聞かれる。はじめは英語で、中国語で返事をすると中国語になった。
10:39
検査終了。入境。
地下鉄1号線は運休していたため、入境後、歩いて地下鉄9号線人民南駅へ向かった。
人民南駅のエスカレーターやエレベーターは動いていなかった。ホームには「小心地滑」がたくさん置かれていた。
深圳のスーパーには、これは買わざるを得ないという商品があった。1つしか買わなかったことが悔やまれる。
(写真3枚)